Google Analyticsで取得したIPアドレスのデータを見てみる

本サイトでは,

Google Analytics(analytics.js版)をカスタマイズしていろいろなデータを集計する(PHPファイル使用版)

Google Analytics(analytics.js版)をカスタマイズしていろいろなデータを集計する(外部サーバー使用版)

Google Analytics(gtag.js版)をカスタマイズしていろいろなデータを集計する(PHPファイル使用版)

などでGoogle AnalyticsでIPアドレスを取得する方法を紹介してきました.このように取得したデータを見てちょっと気づいたことを紹介したいと思います.

まずはGoogle Analyticsのカスタムレポート機能で図1のようなレポートを作成します.つまり,種類「フラットテーブル」を使って,ディメンションにカスタムディメンションで取得している「IPアドレス」とその他にはデフォルトのディメンション「ネットワークドメイン,市区町村,デバイスカテゴリ,月(年間)」を選び,指標として「セッション」を選んでいます.

 

図1

 

カスタムレポートがよくわからない方は,衣袋氏の

アクセス解析もDIY! 見たいGAのレポートを自分で作る上級機能「カスタムレポート」[第62回]

https://webtan.impress.co.jp/e/2017/11/16/27368

などが参考になると思います.

これで作られるレポートは図2ような感じになります.

 

図2

 

このように取得したデータをエクスポートして(出力して)ちょっと調べてみました.データはすこし古い(2015年)ですが,その一部をまとめたものが図3です.図3を見ると同じIPアドレスかつ同じネットワークドメインなのに,年月の違いで市区町村が異なっていることがわかります.

 

図3

 

ネットワークドメインが「au-net.ne.jp」となっているので,このIPアドレスは(2015年当時は)携帯キャリアのauが管理しているものだと思われます.デバイスも「mobile」です.このように,携帯キャリアの管理するIPアドレスだと時期によってGoogle Analyticsの市区町村データが変わることが多々ある感じです(ソフトバンクでも同様なことが起きているのを確認しています).

Google Analyticsが,市区町村を判別するのにIPアドレスのデータを利用していると思います.つまり取得したIPアドレスから,Googleがシステム上に持っているであろう「IPアドレスと地域の対応表」を使って,市区町村を判別してGoogle Analyticsにそのデータが記録されていると思われます.したがって,この判別に使われてい「IPアドレスと地域の対応表」が更新されると同じIPアドレスでも市区町村が異なるということが起きるのだと思います.Googleがもっているであろうこの「IPアドレスと地域の対応表」がどのようなものなのか,どのような頻度で更新されるのかは当然わかりません.

IPアドレスに紐付いている情報は日々変わることはなんら不思議ではありません.使用される方法・ルールはよくわかりませんが携帯キャリアが使用しているIPアドレスに関しては,それに紐付く情報(とくに地域)の変化はけっこう頻繁にありえるようだというのがこれまでの経験から得た感想です.

 

補足

IPアドレスに関しては以下の記事などを参考にしてくだい.

IPアドレスの情報を利用してビジネスチャンスを広げる – 無料で出来そうなこととは?-

IPアドレスに関するちょっとだけ詳しい話

 

<この記事は「デジマのあれこれ」にて2018年1月頃公開された記事を一部改良して移植したものです>