Googleアナリティクスアカデミー「Googleタグマネージャーの基礎コース」を受講してみた

Googleが提供しているアナリティクスアカデミーコースに「Googleタグマネージャーの基礎コース」というコースが存在しているのを知っていたのですが,日本語に対応していたようなので受講してみました.

Googleタグマネージャーとは,サイトに使われているタグを一括管理するためのツールで,Googleが無料で提供しているツールです.これを使うと,サイトに設定されているWeb解析の計測タグ(Googleアナリティクスのトラッキングコード)や広告のコンバージョンタグ(コード)などをGoogleタグマネージャー内で管理できます.つまりサイトにはGoogleタグマネージャーのタグ(JavaScriptコード)のみを設置し,その他のサービスやコンバージョン計測のためのコードはGoogleタグマネージャー内で設定することができます.こうすることでタグの管理が容易になります(タグの変更をする場合に,サイトのHTMLソースを変更するのではなく,Googleタグマネージャー内の作業だけですむようになります.詳しくは公式ヘルプ「Googleタグマネージャーの概要」などを参照してください).

 

図1.アナリティクスアカデミーコース

 

コースのページに移動すると,「2018 年 7 月 18 日以降、アナリティクス アカデミーの Google タグ マネージャーの基礎コースはご利用いただけなくなります。タグ マネージャー向けの教育リソースは、ヘルプセンターでご覧いただけます。」と表示が(図2参照).もうすぐコース自体がなくなってしまうようです.

 

図2.Googleタグマネージャーの基礎コースの登録前の画面

 

初めてコースを受講する場合,動画下の青色の「登録」ボタンを押して,アンケートに答える必要があります.アンケートに答え終わると,図3のように各レッスンへのリンクが有効になります.

 

図3.Googleタグマネージャーの基礎コースでリンクが有効になった状態

 

コースは,図4のような動画やテキスト,または図5のように「デモ」というようなものもあります.しかしこのデモは私の環境ではうまく動きませんでした.

 

図4.コースの画面・その1

 

図5.コースの画面・その2

 

各ユニットの最後にはテストが存在します(図6参照).各テストは10問程度の問題が存在します.すべてを回答した後,一番下にある「送信」ボタンを押すと,採点がすぐに行われ,どの問題が正解し間違えたかが表示されます.合格するには80%以上のスコアをとればいいので,図7のように全問正解しなくても合格します.

 

図6.テスト画面

 

図7.テストの合格ラインとリセットボタン

 

なお,「送信」ボタンの横にある「リセット」ボタンを押すと回答がリセットされて,テストに再挑戦ができます(リセットしても問題は同じままです).ですから全問正確するまで挑戦し直しました(図8参照).

 

図8.リセットして再テスト

 

ユニットは4つあるので,全部でテストは4つあります.すべてのテストに合格すると,コース修了の証明証が発行され,そのリンクが出てきます(図9参照).ただし,その前に図10のようなアンケートに答える必要があります(実はアンケートは無回答でも先には進めます).

 

図9.証明証へのリンクが現れる

 

図10.アンケート画面

 

図11は,修了済みのコースの画面で,ここで修了証がダウンロードできます.「プロフィールデータをダウンロード」というボタンを押すとJSON形式のファイルがダウンロードされます.一方,「修了証を表示」をクリックすると図12のような修了証明書がブラウザ上に表示されます.この修了書は約2年間有効のようです(合格日から2年後に期限切れになるようです).

 

図11.修了済みコースの画面

 

図12.Googleタグマネージャの基礎コース修了証明書のデータ画面