Google AnalyticsとAdWordsとの連携での注意事項

Google AnalyticsとAdWordsを自動リンクにした場合,そののデータ共有は1日に1回だけです.Google AnalyticsとAdWordsのデータ不一致が生じることがけっこうあります.理由は,計測する場所が異なる,計測の仕様,トラッキングコードの不備など要因は様々です.

 

AnalyticsとAdWordsのデータが一致しない理由

(クリック数)>(セッション)となる場合(クリック数)<(セッション)となる場合
リンク先ページにトラッキングオードがない場合(貼り忘れなど).AdWords側で「無効クリックの除外」が行われたが,Google Analytics側では訪問を計測している場合.
訪問者のブラウザ設定でJavaScriptが無効になっている場合.訪問者が,AdWords広告経由の次に「お気に入り」や「ブックマーク」などで訪問した場合(Google Analyticsは広告経由の訪問として計測される).
訪問者のブラウザでJavaScriptが実行される前に直帰したり他のページに遷移した場合.
自動タグが,リダイレクトなどで機能しない場合.
AdWordsからGoogle Analyticsへのデータ共有は1日に1回のタイミングなので,データの共有前のタイミングではAdWords画面のクリック数が多く見える場合がある.

 

Google Analyticsのコンバージョンはコンバージョンした訪問があった日にカウントされますが,AdWordsのコンバージョンはコンバージョンが発生した時点ではなく広告がクリックされた日に記録されるなどの違いがあることも注意が必要です.そのため,同じ集計期間であっても,それぞれのコンバージョン数が異なることはよくあります.したがって,AdWordsのコンバージョン数とGoogle Analyticsのコンバージョン数が多少違っていることを問題にするのは無駄なのでやめましょう.

 

<この記事は「デジマのあれこれ」にて2017年2月頃公開された記事を移植したものです>