デジタルサービスのために裏ではなにをやっているのかが少し垣間見られる情報?

記事「アクセスしてきた組織情報をGoogle Analyticsに蓄積するサービスをしている会社」でランドスケイプの企業データベースLBCのことにふれました.このようなサービスは,データベースの情報が肝です.つまり,どのIPアドレスがどの組織に対応しているかをより多くデータとして持っていることが重要です(提供している情報は,組織名だけではなくその組織の売り上げなどもあるので,それら紐付いている情報の正確さと鮮度も当然重要です).ですが,そのような情報は日々変わっています. データの更新やチェックはどうしているのでしょうか?その答えは,人海戦術のようです.ランドスケイプでは,在宅データ入力としてバイトを,自社サイトや各種のバイト情報サイトで募集しているようです.

在宅データ入力 – LANDSCAPE – ランドスケイプ https://recruit.landscape.co.jp/?page_id=95

 

図1

 

内容を見ると「完全出来高制」で単価「1円から50円」とのこと.図2のバイト情報サイトでは「単価10円の業務であれば1時間に平均50件程できる業務です。」とか書かれているのが確認出来ます.ということは時給500円とかでしょうか.

 

図2

 

あと最近は固定IPアドレスを取得しても組織名を登録しないこともありますが,そのような情報はどう取り入れている(取り入れていない?)のかなど気になります(このような場合,IPアドレスチェッカーのようなサービスで該当IPアドレスを調べてもプロバイダーの情報しかでてきません).このバイトをするとなにかしらわかることがあるかもしれませんね(笑).

このようなデジタルサービスのためにアナログ的なことをほかも結構やっているようです.例えばsansanという名刺管理サービスもデータ入力スタッフをバイトで大量に募集していました.

 

図3

 

図3のバイト情報サイトの内容を見ると,日本語の他にタイ語やインドネシア語などができる人も募集しています.これって,顧客がスキャンした名刺情報(の一部)を人が見て書き起こす(入力し直す)とかでしょうか?もちろんすべてがを人海戦術で対応なんてありえませんから,OCRで読み込みができない特殊な場合とか上客に対する特別の対応でしょうか?ともかく,人海戦術でないと対応できないことがあるのは事実のようです.

 

<この記事は「デジマのあれこれ」にて2018年3月頃公開された記事を一部改良して移植したものです>