GoogleとYahooの検索連動型広告のシステムエラー

ちょっと古い話になりますが,2014年6月2日(月曜日)の朝,運用していたYahoo!プロモーション広告とAdWords(現在はGoogle広告)のアカウント管理画面を見ていておかしな箇所があることに気づきました.

私が見ていたアカウントはECサイト用なのですが,ユニークコンバージョン数(AdWordsでは「コンバージョンに至ったクリック」に該当)が総コンバージョン数(AdWordsでは「コンバージョン」に該当)よりも大きかったのです.

当時の管理画面の画像データは無いのですが,具体的な数値はメモしてありました.それぞれの数値は以下のようなものでした.

 

<Yahoo!プロモーション広告>

ユニークコンバージョン数:38

総コンバージョン数:4

 

<AdWords(現・Google広告)>

コンバーションに至ったクリック:22

コンバージョン:3

 

ECサイトですから,(そのアカウントの設定を踏まえても)ユニークコンバージョン数が総コンバージョン数より大きくなるようなことはないのです.よく見るとYahooもGoogleも共に2014年5月31日頃からのデータがおかしくなっていました(つまり,その期間の日毎のユニークコンバージョン数が総コンバージョン数よりも多くなっている現象が起きていました).

この件でYahooのヘルプに電話をしたところ,「この現象をすでに認識していて,いまシステムのチェックをしています.今後データの修正をすることになると思います.」というような返答をもらいました.Googleのヘルプにも電話をしましたが,こちらは認識しておらず(すくなくとも私の電話に対応した方は認識していませんでした),「確認したところたしかに違和感があるので,調査をして連絡します.」という返答でした.GoogleでなくYahooのほうがすでに対応しているという返信だったことにちょっと驚きました(笑).

データ自体は翌日修正されました.各コンバージョン数も直っていました(Googleからも修正したとの連絡をもらいました).

この現象は,GoogleもYahooも検索連動型広告のシステム自体に全く同じプログラムが使われている(同じソースコードの箇所がある)のだと確証できる出来事でした.